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April 19, 2005

就職活動

4年生のみなさんは、就職活動まっさかりですね。
たいへんそうだ。

大学にいるものとして、この就職活動というものを
どのように考えるかというと、ちょっと微妙である。
(どんどんやりなさいとも、そんなんやるなともいいにくい。)
ただ、今の社会のしくみから考えると、
どうしようもないところもあります。
それに、まじめに将来について考える時期は、
人生において(たぶん何回かは)必要だということもある。

せっかくなので、自分を見つめる機会として
ポジティブに就職活動、あるいは進路選択に取り組んで
もらえればと思います。

かくいう私は就職活動の経験がほとんど無いので
あまり偉そうなことはいえないのだけれど、
ただ自分が、今現在そういう状況に放り出されたらどうするだろう、と
ときどき考えることがあります。
そして困惑する。どうすりゃいいんだ。

「これがやりたい!」というものがある人はいい。
でも明らかに、すべての人がそういうわけでもない。
もちろん、いろいろ業種や職種について研究するのだろうけれど、
本当のところ、どういう仕事をすることになるのか、
なんとなくしか想像できないのではないか。
その想像もあたってるかどうか、ちょっと自信がもてない
のではないか。

そして、なかなか進路の方向性を見出せなかったり、
あるいは、せっかく見出したと思った相手に振られたり、
かなり落ち込んでいる人もいるのだと思う。

なんてことを考えながら、
心に浮かんだことをつらつらとかいてみます。

●「適正」がわからない?

 自分の「適性」ってなかなか判断しづらい。
 限られた時間ででこれを見極めるのって、
 多くの人にとって難しいことなのではないだろうか。
 そもそも私なんていまだに、自分がどんな仕事に
 向いているのかようわからんです。(泣) 
 その「適正」とやらは自分よりも他人の方が把握しやすい?
 本当に?
 そもそも、ほんとに「適性」ってものはあるのだろうか?

 (向かないことってのはなんとなくあるのかもしれないけれど、特別自分に向いている
  ことってあるのだろうか?そういうのって、状況・環境・タイミング・きっかけ・努力なんかで
  けっこうかわってくるのではないだろうか?)

●環境・柔軟性・メタ能力
 とりあえず、多くの仕事では、それなりに工夫のしがいがあり、
 また楽しみようがあるのではないかと思う。
 (別にそんなに多くの職種のことを知っているわけではないけれど。)
 まずは飛び込んだ環境において、いかに自分の力を活かせるかを
 考えればよいのではないか。
 そしてその環境がかならずしも満足できないものであるならば
 どのように変えていけるか、を考えていけばよいのではないか。
 なんらかの資格やスキルも確かに一つの能力だけれども、
 こうした状況を把握できる力と柔軟性(知的・精神的)をもてるとよいですね。
 そして、こういう(あるいはこれ以外にも様々な)メタ能力を身につけてきた人、
 誇れる人、私が見ていてたくさんいると思う。

●落とされてくさっている人へ
 採用するほうは、ごく一部のみをチェックしているにすぎないのだ。
 そして、そのチェック項目は、おそらくその会社や、あるいは今の日本の
 トレンドにそって設定されているのだ。
 あなたの人格が否定されているわけではまったくありません。
 人格はそんなに簡単に否定できるものではない。


なんか、もうすこしなんかかけそうな気もするのだけれど、
また違う考え・表現がわいてきたら書くことにするとします。

以上、簡単ですが、励ましの言葉ということで。


[ 教員 ]
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投稿者 53 : April 19, 2005 11:33 PM | トラックバック
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