4年生のみなさんは、就職活動まっさかりですね。
たいへんそうだ。
大学にいるものとして、この就職活動というものを
どのように考えるかというと、ちょっと微妙である。
(どんどんやりなさいとも、そんなんやるなともいいにくい。)
ただ、今の社会のしくみから考えると、
どうしようもないところもあります。
それに、まじめに将来について考える時期は、
人生において(たぶん何回かは)必要だということもある。
せっかくなので、自分を見つめる機会として
ポジティブに就職活動、あるいは進路選択に取り組んで
もらえればと思います。
かくいう私は就職活動の経験がほとんど無いので
あまり偉そうなことはいえないのだけれど、
ただ自分が、今現在そういう状況に放り出されたらどうするだろう、と
ときどき考えることがあります。
そして困惑する。どうすりゃいいんだ。
「これがやりたい!」というものがある人はいい。
でも明らかに、すべての人がそういうわけでもない。
もちろん、いろいろ業種や職種について研究するのだろうけれど、
本当のところ、どういう仕事をすることになるのか、
なんとなくしか想像できないのではないか。
その想像もあたってるかどうか、ちょっと自信がもてない
のではないか。
そして、なかなか進路の方向性を見出せなかったり、
あるいは、せっかく見出したと思った相手に振られたり、
かなり落ち込んでいる人もいるのだと思う。
なんてことを考えながら、
心に浮かんだことをつらつらとかいてみます。
●「適正」がわからない?
自分の「適性」ってなかなか判断しづらい。
限られた時間ででこれを見極めるのって、
多くの人にとって難しいことなのではないだろうか。
そもそも私なんていまだに、自分がどんな仕事に
向いているのかようわからんです。(泣)
その「適正」とやらは自分よりも他人の方が把握しやすい?
本当に?
そもそも、ほんとに「適性」ってものはあるのだろうか?
(向かないことってのはなんとなくあるのかもしれないけれど、特別自分に向いている
ことってあるのだろうか?そういうのって、状況・環境・タイミング・きっかけ・努力なんかで
けっこうかわってくるのではないだろうか?)
●環境・柔軟性・メタ能力
とりあえず、多くの仕事では、それなりに工夫のしがいがあり、
また楽しみようがあるのではないかと思う。
(別にそんなに多くの職種のことを知っているわけではないけれど。)
まずは飛び込んだ環境において、いかに自分の力を活かせるかを
考えればよいのではないか。
そしてその環境がかならずしも満足できないものであるならば
どのように変えていけるか、を考えていけばよいのではないか。
なんらかの資格やスキルも確かに一つの能力だけれども、
こうした状況を把握できる力と柔軟性(知的・精神的)をもてるとよいですね。
そして、こういう(あるいはこれ以外にも様々な)メタ能力を身につけてきた人、
誇れる人、私が見ていてたくさんいると思う。
●落とされてくさっている人へ
採用するほうは、ごく一部のみをチェックしているにすぎないのだ。
そして、そのチェック項目は、おそらくその会社や、あるいは今の日本の
トレンドにそって設定されているのだ。
あなたの人格が否定されているわけではまったくありません。
人格はそんなに簡単に否定できるものではない。
なんか、もうすこしなんかかけそうな気もするのだけれど、
また違う考え・表現がわいてきたら書くことにするとします。
以上、簡単ですが、励ましの言葉ということで。