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October 29, 2004

季節と思考

気温が下がると、勉強する気が起きる。

これ、僕の持論です。何ででしょう、高校受験の時も、大学受験の時も、
夏休みを過ぎてからやっとこさ勉強モードのスイッチが“on”に切り替わったものです。

「夏休みが受験生にとっては天王山だ。ボールペン10本使い切るくらい勉強しろ!」
と高3の夏に言われたのでじゃあとやってみたところ、3本しか使い切れなかったなぁ。。

「夏は思考のベクトルがあっちこっちに向いていて(=拡散)、
秋や冬はそのベクトルが一点に向く(=集中)。」
だから大胆な発想をするには夏がよく、集中するには秋冬が適している。
そう思われてならない。

では何故こうなるのか。それは昔、理科の授業でやったことを思い出して欲しい。
物体には三態という状態がある。液体、固体、気体である。
ここで思考を水に例えることにしよう。
夏のうだるような暑さは思考を溶解させ、イメージの上では「液体」になり、
テーブルでコップを倒すとテーブルの上を流れ、床に滴り、そして床の上も
我が物顔で流るる水のごとく「自由」になる。

一方、秋冬の凛とした身を突き刺す寒さ、加えて寂寥感は思考を凝固させ、
氷柱のような鋭さで、一つの物事に全神経を注ぎ込むかのように「集中」する。
その様は微塵たりとも迷いを感じさせない。

ようやく僕の卒論もダッシュをかける気温になってきたようである。
夏にあれやこれやと考えを巡らせ、生み出されたアイデアを結集させる季節だ。
研ぎ澄まされた思考を思い切りぶつけたものを書き上げたいと思う。

しかしこと恋愛となると話は別な僕です。
どうやら、恋愛思考にだけは一年中春が到来しているようなのです。
まいったねコリャコリャ。。。

[ 学生 ]
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投稿者 たて金 : October 29, 2004 02:27 AM | トラックバック
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