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April 07, 2005

じんちょうげ

わたし、小さい頃から、昆虫にはおそろしく興味を持ち、
また動物にもそこそこ興味をもったのですが、なぜか
植物にはほとんど惹かれることがなかった。

そのせいか、いろいろな木や草花などみても、
名前などさっぱりわからんものがいまだに多く、「あー、きれいだな」
くらいにしか感じない。もっとわかるときっと楽しいと思うのだけれど。
かなり情け無い。

それにしても、興味を持つ/持たないってどのように決まるのだろう。
成長のある段階で、何らかのきっかけがあったかどうかということなのかしら。
ほんのちょっとしたきっかけが将来を変えるかもしれない。

でも、きっかけがあっても見逃すことはある。
どういうきっかけを見逃し、どんなきっかけは逃さないか、
これは何が決定しているのだろう?
成長のある段階で、その種の決定のあり方をきめる
何らかのきっかけがあったかどうかということなのかしら。

これって、無限後退。きりがない。
最後は、生得的なところにいきつくのだろうか。
カオス的成長。


ただそんなわたしでも、沈丁花だけはとてもすきです。
見た目よりはあの香りがなんとも言えない。
非常におおげさに言えばたましいがゆさぶられます。

これは生得的な好み?
それともなんらかの記憶と関連づけれているから?


[ 教員 ]
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投稿者 53 : April 7, 2005 11:11 PM | トラックバック
コメント

沈丁花
何度か立て替えられた実家の庭に いつでも植え替えられていた。
地味な色の小さな花。
その花を支えるには太すぎる枝と色濃い葉の色も 
今ありありと思い浮かべる事が出来る。
毎年の事なのに 咲き始めるとしゃがんで くんくんしたっけ。
大学生になっても 子供を持つ年齢になっても。

母が好きだった沈丁花。
春が来て 突然亡くなった母。もう3年が経つ。
命日の頃 自転車を漕いで通勤する道で 
通り過ぎてから沈丁花の香りが追いかけて来ると 
どうしようもなく 泣きたくなるっけ。


Posted by: spiga at December 16, 2007 11:03 PM

わかるような気がします。
心乱される香り。
そして香りと記憶は結びつきやすい。

Posted by: 53 at December 18, 2007 12:40 AM
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