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September 06, 2005

怒るという事。学ぶという事。

先日、ゼミ合宿があった。
やはりみんなと長い時間いられる、という事は楽しいし、
様々な考え方や物の見方を知れて新鮮でもあった。

「ゼミ合宿」と銘うつだけあり、勉強はする(笑)
私達のゼミは今年から開講されている為、先輩がいない。
その為、和気藹々として楽しい雰囲気で学べる半面。
しっかりと準備をしてゼミに臨まないと、淡々と時間が過ぎてしまう側面もある。
その勉強会で私は司会を任された、
というよりは名乗り出たのだが、題名にもあるとおり「怒って」しまった。

「怒る」ということに対する原因は色々ある。
自分に対する憤り、物事が上手く進まないもどかしさ、など数え上げたらきりが無い。
中でも自分が原因である怒りに対しては
自分で解決して行かなければならないし、そうすべきだと思う。


一方、「学ぶ」という事は、書く事でもなければ読む事でもない。理解をする事である。
ゼミで学ぶ上でやらなければならない事は、
ただ単にレジュメを作成することではなく、理解する事にあるはずである。
発表は、自分が学んだ事を披露する場に過ぎない。
そう考えている私にとって、曖昧な理解のまま発表に臨み、
参考書を要約したレジュメを読み上げるのは許せなかったし、注意をしないではいられなかった。
他のゼミ生からは私の怒りは驚きといて捉えられたようだった。

五味先生の基礎ゼミでも話し合ったとおり
「大学で学ぶ」という事をするためには必要な事である、と考え私は「怒った」。
私の注意が周りの勉強になるという仮定の上で、
他のゼミ生が私を嫌うのだとしたら私は喜んで悪役を買って出る。

しかし、私は心が強い人間ではないのだろう。
「怒った」後には相手の気持ちを考えてしまったり、後悔の念でいっぱいになる。
今回の怒りは他のゼミ生が驚きとして捉えていた以上、
私が個人的に感じたものだったのではないのか?
発表者の考えを理解できない自分の勉強不足ではないのか?
そう考えずにはいられない。

先輩がいてくれたらなぁ・・・そんな甘い考えも持ったが、無いものをねだっても仕方が無い。
後期が終われば今の2年生がゼミ生として加わる(はず)。
それまでに「学ぶ」という事を確立したゼミにしていかなければと思う。

怒る、学ぶ、どちらも難しいと考えさせられたゼミ合宿だった。

[ 学生 ]
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投稿者 RM : September 6, 2005 02:45 AM | トラックバック
コメント

「怒り」の感情をあらわにするということは、
確かにとても難しいことだと思う。


感情のままに爆発することは、
それができる人にとっては、
そんなに難しいことではないのだろうと思う。
あるいは練習すれば多くの人が
できることだと思う。


けれど、その行為は普通、歓迎されない。
当人にとっても、他の人にとっても状況は
改善されないことのほうが多いだろうし。
(すくなくとも長い目でみたときには。)


でも、RMくんの怒りは、
「あえて」発せられたものなのでしょう。
感情をコントロールしようとする意志が
多少なりとも働いている。


このとき、怒ることは、俄然難しくなる。
コントロールしようとする意思が強ければ
強いほど難しくなる。

「私はなぜに怒っているのか?」
「私は誰のためにおこっているのか?」
「怒ることによって、何がどう変わるのか?」
だ。


その答えは、自分が相手にとってどういう
存在なのかということがわからない限り、
よくみえないのかもしれない。
そして、「自分が相手にとってどういう存在
なのか」を見極めることは、多くの場合
とっても難しい。


なんか、小説のおわりについている
できのわるい解説文みたいになってきたゾ。
まだるっこしいし。


上手に怒れる人に私もなりたいと常々おもいます。
←わたしの場合、おこるというより単に陰険になる・・・。(Bomb!)


それにしても、RM君、いいねぇ。

Posted by: 53 at September 6, 2005 05:37 PM

柄にも無く真面目にブログを書いてみました(苦笑)
随分とインターバルも空いたので
未だかつて無い長さになり自分でも驚きです。

53先生がおっしゃるとおり
本人が良かれと思って怒っても
怒られた当人の為にはならないことが多いです。
そして自分の存在意義も把握しきれていません・・・。

そして、私の場合は本当に怒ると無口になります(苦笑)
私が思うに「怒る」というのは
少なからず相手を思うから怒るのであり
思いやりたくも無い相手になってしまうと
話もしたくないのです・・・う〜ん、自分子供だなぁ。

こんな私を良いと誉めて頂けるとは恐縮です(笑)

Posted by: RM at September 6, 2005 11:31 PM

いや、あの、必ずしも
ほめたわけではなく、
なんか悩ましくてよいなぁと。(笑)

Posted by: 53 at September 7, 2005 04:19 PM
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