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April 28, 2006

エイプリル

「エイプリル」という音の響きは悪くない。

『絶対情報学』という本を読んだ。
東大で必修科目の「情報」を教えている
伊藤さんという方がかいた本。

この「情報」はもちろんパソコンの使い方の授業と
いうことではなくて、速読、メディアリテラシー、プレゼンテーション、
アプリシエーション、文理の枠を超えた学生間でのネットワークコラボレーション、
卒論型課題研究(課題設定を含む)などなど、きわめて多岐にわたり、
内容も充実しているようである。

これを東大生全員がやっている。
実際の学生のレベルはさまざまだろうが、
この授業にかけるスタッフの意気込みや
時間・労力のすさまじさをがよく伝わってくる。
参考にできそうなところもいろいろとある。


ただ、本そのものについていえば、完全さを追求していない
という印象をうけた。おそらくこの著者であれば、
もっと細部への気配りをしつつ、
ずっと高い完成度の本にすることもできたのではないか。

もしかしたら、あえて詳細はぼかしたのかもしれない。


いろいろ考えさせらるきっかけになる本だ。
いや、きっかけにすべきだと思う。


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すこしずつ成長している、前に進んでいると思おうとしているけれど、
結局はほとんど進めてなんかいないのではないか、
なんて思えるときは、たぶんいっぱい寝なければいけないのだろうな。


(最終修正 4/29 0:00頃)

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April 24, 2006

Let's

ついに今日から卒論組も本格スタートですね。
これから1年、お互いにがんばろうではないですか。

今年も個性的なメンバーがそろっているので、
実に楽しみだ。


悩みや不安も多いと思うけれど、
それぞれの味を生かして、
楽しく充実した1年を過ごしてもらえればと思う。


いざ。

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April 23, 2006

静かだ

眼がさめてしまいました。
これからきょうの朝は、6時から町内会のお掃除なのに。

きのうはアンガールズとたぶん歩く競争をしている夢を
鑑賞しつつ、よくねむれたのだけれど。


気がかりなことや憂鬱なこともいろいろあるけれど、
最近、ふと、自分が面白い、と思えるときがある。

いま、この瞬間はそうでもないけれど。


もっと自己の深みを楽しめればと思う。


あーねむれない。

(最終更新 4/23午後)

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April 21, 2006

Before Blog and After Blog

ブログについて気が付くこと。

ブログを通して、我々は我々自身の視点だけでなく、
他の人の内面からの視点を、
擬似的に、かもしれないが、
獲得してしまう。


例1)

昔我々は、基本的には知人を「外側」から
見ることだけしかできなかった。
でもブログにより、その人の内側からの風景も
おぼろげながら垣間見えるようになる。

そして内と外が重ねあわされる。
若干のタイムラグはあるが。

こういうことは、ブログ以前にもあり得たが、
その機会が爆発的に増え、身近になった。


例2)

複数の人が、同じ空間と時間を共有する場合。
そして、その場面がブログに描かれる場合。
その場面はとても立体的なリアリティをもって、
我々の前に立ち現れる。

こんなリアリティはかつてありなかったのではないか。
あえて言えば、映画での感情移入。
それより、マルチ1人称の小説がちょっと似ているかしら。


例3)

こうしたことが繰り返されてくると、
今度は、自分が存在していなかった場所でも
見えてくるような気がしてくる。
そしてあたかも、自分が多くの生を、生きているように思えてくる。
同時進行的かつ多層的世界のリアリティ。
 

これってやっぱりすごいことではないかしら。
非常に大げさに言えば、昔とは違う世界に住んでいる。 
 

それにしても、いろんな人のブログを読んでいると、
個々人の見方、捉え方、感じ方が、圧倒的な
一貫性をもって侵入してくる。
これはきっと装うとおもっても装うことができない類のものなのだ。
だからこそ、我々はいろんな視点を獲得するように思うのかもしれない。

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なんのこっちゃ。

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恒例花見は来週木曜になったらしい。
下手すると、まだ池の桜は開花してないか。

今年は盛岡の桜が咲き誇るのを
あまり見ることができないかもしれないな。


またちょっとフライング。

(最終更新:4/23 深夜)

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April 18, 2006

わかりやすい授業は本当にいいのか?

さいきん、ときどき思うこと。
わかりやすい授業を目指すというのは
ほんとうによいことなのだろうか?

われわれ(わたし)はことあるごとにいいます。
プレゼンテーションは重要です。
そしてこれは経験をつめばかならずうまくなります。


このことに間違いはない、と思う。
現代を生きる人間として、我々はいざというときに
きちんと相手に伝えるべき内容を伝えられる
スキルをもたなくてはならない。
そして、それは訓練すれば出来るようになる。
(訓練した上で多少の上手い下手がでてくるとすれば、
 たぶんそれは聞く相手のことを思う想像力に起因する。)


でも。


一方で聞き手、受け手として。
例えば、いつもいつも、わかりやすい話ばかり聞くのに慣れていると、
ちょっと込み入った話、複雑な話を聞こうとするときに
つい避けてしまうようになってしまうのではないか。
めんどくさいとおもってしまうのではないか。
ふと自分自身にもそんな傾向を感じることがある。

そういえば兄貴も、最近のテレビはダメだといっていたことを思い出す。
その話を聞いたから、こんな風に思うようになったのかもしれない。
 
 
プレゼンテーションソフトウェアが使われていない話を
聞けないようではだめだ。
ちょっとわかりにくい話でもいい話というのはやまほどあるのだから。


そこで、もどる。
「わかりやすい授業を目指すことはよいことなのか」。
現代の風潮はこれを求めているし、少なくとも
わるいことではないのはあきらかである。
   
   
でも。 
おそらくは、意図的に聞き手の力を鍛えるような話の
デザイン、それでも、聞かせる話のデザイン、
それが必要なのだと思う。
  
  
いまの私にはまだ難しいが。


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April 13, 2006

Wave

天気はきょうもぱっとせず。
外はなんとなくぬるいのに、6号館の中はなぜかとてもひんやりしている。
天気や湿度が気分に与える影響はやはり大きい。

気を取り直して。

午前中、明日のゼミ(1回目)の準備。
まずまず順調。
 
概論。熱弁をふるう。
まずまず好調。
 
まあ、けっこう長いことそうだけれど、ここのところ
気分の波の上昇下降が私にしては激しい。
いや、そうでもないのか。

 
論文添削。
 
  
7時頃になって、明日のゼミのやりかたを
変えることを思いつく。
うん、たぶん、こっちのほうがいいだろう。
午前中の仕事も、なんらかの役にはたつさ。
 

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ここのところ、わたしの頭をめぐるテーマ。
「美学をいかに取り戻すか」。
失ったのは10年以上前か? 
そもそもそんなんもってたのか?

まだあまり熟していないので、
うまくまとまらないけれど。
もうすこし熟成したら、
いずれここでとりあげることにしよっと。

 
あ、まだ12時前だ!
ま、いいか。


(最終修正 4/14 朝)

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April 11, 2006

とある4月の一日

こんな一日。
 
 
 

午前。
1年生がはいってきた。ガイダンスで恒例の顔見世。
まだ個々の顔までは見えてこないけれど、きっと
もうすぐ、すこしずつ。
3年後・4年後にはどんな顔がみえているのだろう?

午前〜午後。
ゼミ部屋探し。
どうにもあいてないではないか!
いったいどうする?

昼。
中食でレジを過ぎたら、nj3たちに手を振られ、
食べながら先日のバカ騒ぎについてひとしきり語る。

午後。
がんちゃんブックス始動。
スタッフのみなさん、ご苦労様です。
完成度高いのでは?
PRも生協がずいぶんしてくれてるし。
反応がどうでるか楽しみ。
http://ganchan-books.seesaa.net/
オリジナルもちかぢか復活予定だ。

午後。
履修相談。

午後。
授業準備。
純粋に楽しい。

帰宅。

帰宅後。
将来的シラバス原稿作成。
1科目5ページ。いろいろ気づく。
でもここまであると、みんな作るだろうか?読むだろうか?
すこし簡易にすべきかとも思う。

現在12:30AM。
どうしよう。もう一仕事か。
やっとかないとな。


こうやってちょっとずつ時は流れていくのだ。
よくもなく、悪くもなく。
悪くもあり、よくもあり。


(最終修正 4/11 1:01頃)

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April 05, 2006

授業ぞめ

新年度初の授業。
2コマめ。
●●基礎。(あまり伏せる必要はない。)
月曜日だとおもいこんでいたが、
水曜日だったのできょうが最初。

4月の最初の、この授業直前特有の
ひゃきっとはりつめたなんともいえない空気の中、
どんなクラスになるのかとか、人数などを
気にしながらスタンバイ。

けっこうのちのちまで相関を持つ瞬間だから。


・・・。

おおっ!

さ、さん倍、去年の!
過去最高ではないか。
5チームできます。


こ、これはたいへんだぞ。
ゼミの場所はどうするんだ? 
抽選か!
しかし、それはしのびない。
ハードディスクは大丈夫か?
編集用コンピュータはどう使いわけるんだ!?
まだ増えるかも?!
カメラは?
 
解決すべき問題がたくさん。


とはいうものの、もちろん、
人数が多いというのは活気があってよい。
よい。
楽しく厳しくやっていきましょう!


---------------------


さて。
実は、ここにきて大問題を一つ抱えています。

mixiの方にもたまに書いたりしているのだけれど、
こことうまく使い分けられていないという大問題。


ここらでちゃんと考えてみるとしようではないか。
 
問い。 
「mixiには何を書くべきか、1/1461には何を書くべきか?」


やはり基本的には、書く内容でわけるべきだろう。
カテゴリわけを考える必要がある。
プラン1)こっちは大学ねた、mixiはそれ以外。(1-a)  あるいはその逆。(1-b)
プラン2)こっちは主に現役生向け、あっちはOBむけ&独り言?(2-a)  あるいはその逆。(2-b)
プラン3)こっちは反省(ぐだぐだ)系。あっちは自慢系(3-a)  あるいはその逆(3-b)
プラン4)こっちはありのまま系。あっちちょっとは装う系(4-a) あるいは逆(4-b)

うむ・・・。
ここで考えなければならないのは、両者のおかれている条件の違いだ。
すなわち、
a)1/1461は原理的には誰でも見ることができる。ただし、
 リンクが外からはられていない現在、事実上、
 きわめて限られた人たちにのみ閲覧されるだろう。
b)mixiはmixiメンバーのみがアクセス可能だが、
 まったく予想していない人の目に触れる可能性もある。
という違い。
となると1/1461のほうが自己開放的内容により適しているということか。
たとえば、プラン3-a,4-aは比較的現実的かもしれない。

しかし、だ。
完全に切り分けてしまうとなると、
それではここがとてつもなく、隠微で、自堕落で、かつ
つまらない場所になりはしないか。

  
むむむ。
 
 
  
 
 
くだらん。


というわけで、えぃやと。
深夜12時過ぎたら1/1461。それ以前の更新ならmixi。
 
次回から。
 
 
 
こんなときも情報デザインは役に立つのだ。
  
  
しかし、ほんとに守るのか?
  
  


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April 03, 2006

本格スタート

とううわけで、1/1461。
プライベート的ブログとなります。

すくなくともあとしばらくは続ける予定ですので、
今後ともよろしくお願いいたします。

寝不足のわりには、
12にバージョンアップしたせいか、
身体がかるいような気がする。

仕事は予想以上に片付く。
このスピード感、悪くない。


帰り道、歩きながら思う。
そろそろメジャーヴァージョンアップしても
いいころなのかもしれない。
数年かけてすこしずつ変化してきたものを感じる。
ゆっくり考えていくべし。
 
 
まずは順調なすべりだしといえるかしら。
重大な不具合が検出されなければいいけれど。
 
 
 

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