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August 16, 2006

休日出勤

大学にきてみたけれど、きょうは
この建物の中には誰もいないようだ。
独占状態。
 
 
 

私がこの街にやってきたとき、今のこの建物はちょうど新築で、
そして、とても気持ちよく私を迎えてくれた。
  
  
なんたって、
最初にアパートの下見をかねて大学訪問したときなんぞ、
たぶん落成式か何かで、なんと紅白の幕が
入り口前の橋(?)のところにかかっていたりしたのだ。
相当に歓迎されてるかんじ。
 
  
 
以来、ずっとこの建物に(ある意味)住んでいる。
すこしずついろんなところが汚れてきたりしているけれど、
その分、多くの記憶の蓄積。
いろんなことを考えたり、思ったり、講義をしたり、
寝たり、食べたり、飲んだり、笑ったり、怒ったり、
話したり、本を読んだり、電話をしたり、ものを書いたり、・・・の記憶。

 
あと何年間、ここに住むことになるのか、
住めるのかわからないけれど、
もしかしたら、仕事をやめる日までいることに
なる可能性だってある。
そしてもしかしたら、人生のうちの一番
長い時間を過ごすたてものになるのかもしれないのだ。


そんなことを考えていたら、またどんどん
愛着がわいてくるじゃありませんか。
 
 
もちろん私一人の建物ではないけれど、
そこに住まう一人として、
多くの場合脇役として、そしてたまには主役として、
この場を使い倒させてもらうことができればと思う。
 
 
今後ともどうぞよろしゅうにお願いします。
え? もっと部屋きれいに使えって?
はい、たいへんごもっともです。


(16:10ころ修正)

[ 教員 ]
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投稿者 53 : August 16, 2006 04:04 PM
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