人工知能学会。
3日間のスケジュールがすべておわり、
先ほどホテルに帰ってきました。
というわけで、まだ明るくて
わりとゆったり、ゆっくりした時間。
よい。
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30くらいの講演を計14~15時間くらいかけてきく。
論文読むよりずっと効率はよいのです。
今回の収穫は、なんといってもいろいろな人と直接話を
することができたこと。
この学会になじめてきた気がする。
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今回の学会のために特化!したSNS「polyphonet」は、
去年のものよりも着実に進化。
そのシステムの機能の中で特に面白かったのは、「memoQ」。
講演を聴いている人が、疑問におもったことなどを
リアルタイムでどんどん書き込むことができ、
またみんなでそれをモニタできるシステム。
まあ、チャットのようなものです。
(そういえばTくんが昔こんなのあるといいねみたいな話してたな。)
ただし、単なるチャットではない。
メモの文章が自動的に分析され、
それを書き込んだ人が興味を持つであろう、
別の講演を推薦してくれるというのが主目的!
残念ながら、肝心の推薦機能はいまいち?
というか、私自身はそれをうまく利用できなかったけれど、
チャットのほうの展開が実に興味深かった。
書き込みは匿名なので、
ときどき、2ちゃんねるふうにあれたりもする。
え〜学会でこんな会話、共有していいの?!的。
一方で、手厳しい批判が次々的展開になることもあれば、
すごく建設的な議論になることもある。
わたしもついついたくさん書き込んでしまう。
これ面白い!
チャットだけなら授業でもすぐ実践できるよな。
さっそく、一回やってみようか。
問題は匿名にするかどうか。
想像。
こわ〜。
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さて、地鶏たべてこよう!
時間があるので
またあとで更新してしまうかもしれない。
>メモの文章が自動的に分析され、
それを書き込んだ人が興味を持つであろう、
別の講演を推薦してくれるというのが主目的!
ウェブ社会の思想読んでてEPICのとこに特に興味もって読んでいたんですが、グーグルの検索能力とアマゾンの顧客の嗜好情報をよむ力をあわせた「グーグルゾン」(著書の中の造語?)ってのも似ている面あると思います。というか現実になすとするとこういうシステムというか…ネットの中での空論や絵空事がすごい速度で現実に起こっている気がします。
この勉強もっとしたいと思い始めました
>前野くん
そうそう、これからの自動レコメンデーション
みたいな研究も盛んにおこなわれてました。
技術的なところに近い位置からは
わりと「こんなんできたよ!」的な
提案は多く、ホットで、面白いです。
そして研究段階ではそういうふうに
いろいろ試してみるということは
基本いいことなのだとおもいます。
あとは、ある程度できあがりつつあるときに、
その技術をどうつかっていくかについて、
あるいは、その思想的意義付けなどに
ついて充分慎重に予想できるかどうか。
いずれにしろ、いま、世の中、
すごいことになっていますよね。
普通に生活しているとつい見過ごして
しまいそうだけれど。
実に面白いし、そして怖くもある。
これからの10年か20年、
その間の変化はいったい
どんな方向に向かっていくのだろう?