昨日、学部の創設30周年記念ということで、
もと東大総長の佐々木毅氏の講演会が開かれた。
念のために内職用の本を持って望んだ(これは内緒)が、
大きな間違いだった。
我々をとってもエンパワーしてくれる内容で、
うんうんと頷きながら、
そして時に興奮すらしながら聞くことができた。
1時間半流れるように、
資料やスライドなどに頼ることもなく、
ときおりまじえる皮肉やユーモアは絶妙で、
話の構造も目に見えるようにはっきりしている。
話がうまいというのはこういうことをいうのか、という感じ。
さすがだ〜。
でも、確かに東大の総長が話がへたであっては
いけないのかもしれない。
----
学生の頃、例えば有名な人がきて話をしてくれる
という機会はけっこう頻繁にあったけれど、
あんまりまじめに聞きにいかなかったような気がする。
あのラングトンの話だって聞かなかった。
時間を自分の好きなように使いたいというのが、
たぶんそのときの言い訳だった。
それにきっと本や論文にかいてあるのと
同じようなことを話すのだろう、と。
でも。
ちょっとの面倒くささ、
拘束感を我慢できなかったために、
ずいぶん損をしたんだろうなぁ。
----
だいたい、自分で言い出したことではなく、
人にいわれて何かをやるということが
なんともいやだった。
いまでも、基本はそう。
大学でもそういう仕事はもちろんあるけれど、
「これは自分の仕事だ」というふうに気持ちをもっていくことが
昔よりはできるようになったと思う。
どこかに、なんらかの形で
こだわりポイントをつくれればよいのですよね。
----
夜は懇親会。
退職された先生方がたくさん来られていた。
S藤理事を交えて(わぉ)の2次会。
スペインクラブでの3次会。
結局飲みすぎ制御不能。
きょうはほとんど寝続け、一日なくなってしまった。
現代行動科学会にも顔を出しそびれてしまった。
それにしても、いくらでも眠れる。
そしてこのエントリ、いまひとつ満足できないのであります。
(修正あり)