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March 31, 2005

うつろい

あと数時間で、4年間の学生生活をそれぞれの場所で終えようと
している人たちがいる。
あと数時間で、誠実さと良心をいささかも曲げることなく働き続けて
こられた先生が、大学を退職されようとしている。

身近にいた人たちが近くにいなくなるという鈍いけれどもするどい感覚。

その一方。
あと数時間で、これから大学生になろうとしている人たちがいる。
1461日の始まり。

10年前の今日、私は東京人としてのおそらく最後の一日をなんとなく過ごしていた。
そのころのわたしは疲弊しきっていたが、岩手での生活に胸を膨らませていた。

新しい出来事への予感に震えるときのとらえどころのない感覚。


新しいサイクルが始まるのだ。


前に進むべし。


(同日一部修正)


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投稿者 53 : 03:31 PM | コメント (0)

March 24, 2005

くやしい

卒業式。

私個人にとっては、
いつも以上さびしい一日になってしまいました。

卒業式から大学にきたころから、身体がずんずん重くなってきて、
せっかく招待してもらった謝恩会も飲むことままならず、復活を期して
休んでいたのですが、とうとう最後までダメでした。

祝賀会のときも、もっといろいろな人としゃべりたかった・・・・。
もっとゆっくりしゃべりたかった・・・。

卒業生・修了生のみなさま、本当に本当に失礼しました。

昨日、最後にすこししゃべったことなのだけれど、
これまで私が(送り出す側で)経験したすべての卒業式のことは、
きわめて鮮明に覚えています。不思議なほど。
ことしの卒業式については、
きっとこのくやしい思いをまっ先に思い出すことになるのでしょう。

でも、昨日1日はだめだったけれど、今年の4年生とは
昔からけっこう接することができたのではないか、
そして伝えるべきことはすでに伝えたのではないかと、
とついつい自分でいいつくろっています。
やっぱりそれはいいつくろいなのだけれど。


昨日、話せなかったこと、これまで話せなかったこと、
将来いつか話せればいいなあと思う。


困ったときにはいつでも相談してください。
うれしいできごとがあったら、教えてください。
くるしくなったり愚痴りたくなったら、のみに行こう。

大学に限らず、たぶんこれまでも多くの先生から
こういう言葉をもらったと思いますが、
これは形式的・儀礼的にいっているのではなく、
たぶん心の底からそう思っているのです。


みなさん、大学の卒業生にふさわしく立派でしたよ。

7/1461。


[ 教員 ]
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March 22, 2005

日常

3日間、東京にいって、さっき帰って気ました。
いつもの時間と空間から離れて

ほんとうにわかることは、いまの時間と空間は
自分にとって決して離れたくないものであること。
幸せなことだと思う。

明日、卒業式です。

この時間と空間から離れたくてしょうがない人も
本当はまだ続けたい人も、
あすは典型的非日常的一日になるのではないかしら。

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March 14, 2005

制限速度(45min/hour)

気が付くと、もう前の更新から10日たってしまった。
入学試験もおわり、あと約10日で卒業式、半月で
新年度となります。

時がたつのが早すぎる。

なんかいつもバタバタしていて、生活のなかの
「ささいなこと」を楽しむ余裕を失いつつあるような気がする。
いや間違いなく失っている。

私の場合、あまりにも余裕がありすぎると
なにごともやる気が無くなり、だんだん気もめいってきて、
ダメダメ人間になってしまう。

だから適度な忙しさと緊張感をもっていられる状態がよい。
そういう状態で生活の中の「スピード感」を味わうのは心地よい。
そして、ふと一息ついて、身のまわりの「ささいなこと」を楽しめたとき、
とても幸福な気分になる。

しかし、現実的にはこんな適度な生活速度を保つのは難しい。
気が付くと抑制がきかなくなっていて、
目の前に次々と現れるタスクをこなすことで精一杯。
(ゲーセンのレーシングゲーム。)
わきを見る余裕もないということとなっている。
嗚呼、スピン! 爆発!


やりたいこととだけやると言えばいい。
あるいは、めんどくさいことはしなければいい。

でもよく考えると、あらゆることはやりたいことのようにも思える。
それにめんどくさいことをしないと満足できそうに無い。

ようするに生活するのがへたなのだ。

バランスをとる感覚・スキルを身につけたい。


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March 08, 2005

時、初春にして物を思ふ。

朝(といっても11時頃)外を見てみると一瞬、雨かと思った。

何のことはない、駐輪場の屋根に積もっていた雪が解け、その滴が雨のように見えたのである。
今日は天気が非常によい。陽光に照らされつつ、小雪が舞う。
薀蓄を披露するわけではないが、こうした晴れた日の雪を風花(かざはな)というそうだ。

卒業まで日がない。追い立てられるように「学生のうちにしかできないこと」を探し、
必死こいてそれらをコンプリートせんと試みるもまず無理な話だろう。
「学生のうちにしかできないこと」は「この4年間でできなかったこと」でもある。
それをこの短期間でやろうとする方がまず無謀でもある。
いざ、現実的な希望だけを拾い集めて一つ一つ叶えていっても欲望に限りなんてないのだ、
次から次へと「今しかできないこと」は思い浮かぶ。
こりゃかなわん、考え方をシフトしよう。

「4年間を振り返ってみる」ことにした。
日記やがらくた箱を手がかりに記憶の糸をたどってみる。
「ムフフ、そうそう、あんなこと、こんなことあったなぁ・・・。」
「あの人には散々迷惑かけたなぁ・・・。」

これが以外と楽しいのだ。
自分が来た道をたどってみることで、自分という人間について改めて理解が深まる。
思い出を訪ねることは、自らを見つめ直すことでもあるのだろう。

4年間の自分が他の人に自慢できること。ちょっと言わせてね。
学生寮の寮長をしたこと、
あるスペシャリティコーヒーショップでバイトをしたこと、
我が故郷、宮城県富谷町の成人式で、成人代表の挨拶をしたこと、
「出逢ってくれてありがとう 君に逢えてよかった」song by GOING UNDER GROUND
と、恥ずかしげもなく言える人々にめぐり合えたこと・・・。

枚挙に遑(いとま)がない。
数え上げたらキリがない。同じことか。

しかし、部分的にはいくらでも言えるのだが、全体的に言うなれば
4年前の入学式から、2週間後の卒業式までの約1500日の1日1日、
手を抜いて過ごした日は1日たりともなかった。
常に自分なりの意志を持って臨み、一生懸命、自分の意志に従って過ごした。

僕はこの当たり前の過ごし方ができたことを、誇りに思う。

大学生という時間は人生において、プロポーズする瞬間ぐらい貴重だ。
自由を存分に謳歌できる立場であるが故に、
自分の意志次第で鮮やかに彩ることも、
無為に、何となく明けていく毎日をただ漫然と過ごすこともできる。

「学生時代に、力を入れて取り組んだことは何ですか?」
「1日1日を、意志を持って一生懸命生きたことです。」

パフでポップな生き方が志向される時代に、
こんなことをのたまっている僕はマイノリティなのかもしれない。

しかし、
流されるな。
自分の道は、自分の意志で切り拓くべし。

たとえ結果的には間違っていても、うまくいかなくても、きっと後悔しないから。

[ 学生 ]
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投稿者 たて金 : 02:06 PM | コメント (2)

March 04, 2005

3月4日 その2

きました。ついに。

予想以上に、さわるのがなんかこわい感じ。
緊張。

パッケージからでてきて、みなさんがなでたりすかしたり
しているのがなぜか照れくさく、
しばらく遠巻きに眺めておりました。
そのうちだんだん慣れてきて、ちょっと冷静に対峙することが
できるようになってきた。

今日のところは立ち上がるのがせいいっぱいまでで終了。


ううむ。
かなりめんこい・・・かも。

結局2時間くらい遊んでしまった。
いかん、これではまたお仕事する時間が減る。
いや、むしろ増えるというべきか。


[ 教員 ]
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March 03, 2005

Saturday in the Park

3/1・2と調子がでなかった(さぼった)せいで、いまだに予定の仕事がおわらないです。
やばいぞ。

「火の鳥」が面白いのもいかんのだ。

そろそろ寝てしまおうかしら。

んで、BGMかけていて思いついたので。

中学から高校にかけては、よく洋楽聴いてました。
すきだったのはビリー・ジョエル、シカゴ。あとTOTOかな。
安田大サーカスなみにベ○ですが。

シカゴは、中学のときに「素直になれなくて」が大流行して、
それが収録されたアルバムが好きで、それ以前の作品を
きいていくうちにさらにはまった。

とくに「Saturday in the Park」は、土曜日の公園(そのまんま)、
たぶん天気が良くて、午前の遅い時間か、じゃなければ午後の比較的早い
時間ののどかな情景がおそろしくうまく表現されていると思う。
(そののどかさの裏で戦争がおこなわれているという
反戦メッセージがこめられた歌だそうですが。)
このバンド、確か60年代からやってるはずです。
ブラスロック。


ビリー・ジョエルの方は、やっぱ「オネスティ」からはいって、
「Stranger」のアルバムは、なんていうか、中学生片思いの巻。青い青い。
高校のときの「Uptown Girl」や「Longest Night」もなつかしいねぇ。


当時レコードでもってたアルバム、結局CDで買い直してる。
昔は買えなかったのも、大人なのでかっちゃう。
きっと70なってもきくんでしょうねぇ。


寝よ寝よ。

[ 教員 ]
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March 01, 2005

祭りのあと

昨日は素敵な一日でした。

きょうはその余韻で、仕事がなかなか手につかない。
まあ、しょうがないか。

24くん、3年生、準備おつかれ。


そして4年生、おめでとう。
あと31/1461。


[ 教員 ]
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